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40過ぎても絵本にハマリツヅケル。本当に不定期ですが見せびらかしたいとオモイマス(笑)


by koorom2

(リニューアル(笑)) てがみのえほん(再び)

 以前のブログでも紹介したこの絵本。私が当時から記憶し続けている堀内さんの絵本としては一番最初のものです。母の友に連載されていた”銀のほのおの国”の挿絵も堀内さんでしたが、その挿絵とこの本の両方共に堀内さんが書いていた!と知り得た数年前の衝撃と言ったら! 前回の紹介では記載していませんでしたが、実は絵本の楽しみつきも入手してます。展覧会の余韻もあり(笑)、ここらでもう一度自分の中で整理し紹介したいと思います。

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 てがみのえほん こどものとも200号 さく/え 堀内誠一 1972年11月号 私は幼稚園の年中(笑)。

 以前書いたように、この絵本のコンセプトは世界中の絵本の人気キャラがこどものとも200号をお祝いして届いた手紙を紹介する というものです。各見開きで、様々なキャラクターが様々な絵柄!で描かれています。エスキモーきょうだいの”タロック ジロック”なるネーミング!と、イーハトーブの不気味な切手(笑)はすごく覚えていました。当時、”夕日をバックに立つ電柱が夜になるとおばけになる”という妄想に恐れ慄いていたのはこのページのせいです(笑)。
 ”月刊絵本 こどものとも200号特集”の座談会では、”200号には相応しくない”という意見が出されてましたが、”これだけのキャラが出てきてお祝いをする”というコンセプトは、当時の私達にとっては、ウルトラマンA第一話の”ウルトラ兄弟全員集合” に匹敵するインパクトであったのは間違いないです(笑)。

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         (件のイーハトーブの不気味な切手(笑))

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 さて絵本の楽しみは、200号ということで内容が豪華です。マーガレット・ジョンソンさんの”絵本とはなんでしょうか?”というテキストを吉田新一さんが訳されたものが10頁にわたってあり、中綴じで”200号記念 うらしまたろう”の申込書がついています。松居直さんのテキストあり、”いままでの絵本 これからの絵本”と題した各著名人からのコメントもあります。本当に豪華です。
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 そして巻末に堀内さんが、"「てがみのえほん」にのっている切手のかいせつ”との文章を寄せています。本当に淡々と、、、(笑)。自分で創作されながら、”~なのでしょう”と第三者的なコメントが面白い(笑)。”月のロボットの国”からの”ロボット・カミィ”の切手には、”お子さんの方がご存知です”とのコメントが、、、(笑)。

 2012年、堀内さん生誕80周年! ですよね、福音館書店さん(笑)。この絵本を、本当に手紙と切手形式で復刻されませんか?素晴らしい絵本になるとダンゲンして、この記事を〆させていただきます(笑)。
by koorom2 | 2010-09-27 18:22 | 堀内誠一